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水耕栽培でカンナビスを育てる際に避けるべき8つのミス

14 5月 2020
水耕栽培で失敗しがちな8つのポイント。つい身につけてしまう悪習慣や、その回避策も紹介します。
14 5月 2020
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水耕栽培でカンナビスを育てる際に避けるべき8つのミス

目次:
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  • 1. Phチェックを怠る
  • 2. E.cレベルを感覚で決める
  • 3. ドリップステークなし
  • 4. タイマー未設置
  • 5. 濃厚な有機栄養を使用
  • 6. 冷たいリザーバーの維持
  • 7. フラッシング忘れ
  • 8. ドリップラインの詰まり
  • 9. ライトオフ中に部屋へ入る
  • 10. 葉の取りすぎ(過剥葉)
  • 11. 安物機器を買う
  • 12. その他の栽培方法
  • 13. まとめ

水耕栽培システムでカンナビス種子を育てると、多収穫・培地の最小化・最速の栄養吸収と生長促進など、さまざまなメリットがあります。もしあなたが水耕栽培にこれから挑戦するなら、犯してはいけないミスを把握しておくことが大切です。この記事では避けるべき悪習慣と、水耕栽培で次に気をつけるべきポイントを紹介します。

1. pHチェックを怠る

水のpHレベルは、栄養素の吸収率とその利用可能量に大きな影響を与えます。水耕栽培で育てるカンナビスにはpH 5.5~6.5が最適範囲です。5.5未満になると栄養が吸収できず、著しく生育を妨げます。カンナビスは水質を変化させていくので、最適範囲内で適切に管理しましょう。

pHテストペンを購入しましょう。これで水の酸性度・アルカリ度をデジタル表示で確認できます。必ず栄養液を加えてから、pHアップまたはダウン製品で最適値に整えてください。なお、pHペンは使用前に正しくキャリブレーション(校正)することが重要です。

2. E.Cレベルを感覚で決める

栄養液の電気伝導度(E.C)は含有物の純度を示します。E.C値が高いほど植物に与える塩分ベースの化学物質が多く、これは植物の成熟や開花(12/12ステージ)で増していきます。pHチェック用ペンと同様、E.Cペンも使用します。栄養液に浸け、溶液の強さを正確に測定しましょう。

 

水耕栽培でカンナビスを育てる際に避けるべき8つのミス: pHレベルのチェック

水耕栽培システムでは水のpHを5.5~6.5に保つ必要があります。
 

品種によっては高いE.Cにも耐えられますが、常に濃度を上げれば良い結果になるとは限りません。目分量での配合は有機栽培に向いていますが、水耕ではよりプロフェッショナルな管理が求められます。

3. ドリップステークなし

ドリッパーステークやドリッパーラインを使えば、手作業での潅水負担が大幅に軽減されます。ドリッパーを使うことで、培地全体に毎回同じ量の液体栄養が行き渡り、15分ごとにサイクルを設定することで給水も安定します。

 

水耕栽培でカンナビスを育てる際に避けるべき8つのミス: ドリップ

初心者にもおすすめ。時々システムのチェックだけで、ほとんど手間がかかりません。
 

ドリップラインはココやロックウール、ハイドロトンにしっかり差し込まれているか確認しましょう。ガーデン内の全てのドリップステークをチェックし、液体が漏れていないか確認してください。ステークは培地に3~4インチ差し込むのが目安です。全ての接続状態を毎回見直し、他のドリッパーの流量が変わらないようにしましょう。

4. タイマー未設置 

水耕栽培の重要ポイントは、栄養液の流量・タイミング・頻度の維持です。全てをシステム的に行うためには15分ごとのセグメントタイマーを使います。手動でポンプのON/OFFより、1日2~5回など規則的な給水が長期的に効果的です。24時間稼働の再循環システムやハイドロトン培地でもタイマーの利用は重要です。

 

水耕栽培でカンナビスを育てる際に避けるべき8つのミス: 水耕用タイマー

長い目で見るとタイマー導入で手間も減り、給水サイクルをしっかりコントロールできます。
 

ココやロックウールを使用する場合は、栄養成長期に1日2~3回、開花では3~5回が目安となります。スペアタイマーも用意し、1つに不具合があった場合でもサイクルが乱れないようにしましょう。30分区切りしかないタイマーは避け、15分刻みが標準です。照明点灯時は給水頻度を増やしてください。

5. 濃厚な有機栄養を使用

水耕用栄養素が特定の仕様で作られているのには理由があります。有機化合物よりもサイズが小さく、すぐに利用できるのが特徴です。しかし、有機系栄養をドリップシステムやDWC、NFT方式で使うと、主にドリップラインの詰まりといった問題が頻発します。

有機栄養を、培地や塩系肥料前提の水耕システムに入れると、出力が落ちるだけでなく、長期的にはラインが詰まり、好気性菌が配管やリザーバー内で繁殖します。有機栄養の使用は、ポンプ・ドリップラインの詰まり、好気性菌、病原菌、害虫誘引など様々なトラブルを招くことがあります。

6. 冷たいリザーバーの維持

養液タンクを酸素豊富で温かく維持することが不可欠です。根が好む理想の温度は2つの観点で考えましょう。20度未満は低すぎて不快、22度以上で病原菌が発生しやすくなります

水耕栽培でカンナビスを育てる際に避けるべき8つのミス: DWC内の温度管理

水温は20〜22度Cをキープしましょう。
 

熱帯魚用ヒーターをタンクに設置し、20度Cを安定維持しましょう。根の成長速度は若干遅くなりますが、病原菌の繁殖防止に有効です。リザーバーにはエアストーンも常設し、酸素供給と新鮮さをキープしましょう。ポンプの出力やヒーターサイズもチェックして、十分な加温能力を確保してください。良質なヒーターは高価ですが、長期的な価値があります。

7. フラッシング忘れ

水耕だからといって、フラッシング(すすぎ)が不要という訳ではありません。水耕栽培でも植物に内部の栄養素・ミネラルを使い切らせることで、よりスムーズな味わい・季節色の変化が得られます。

 

水耕栽培でカンナビスを育てる際に避けるべき8つのミス: フラッシング

フラッシングとは、開花サイクルの最後の14日間に純水をたっぷり与えて培地内を洗い流すことです。
 

適切にフラッシングすれば、燃焼時に白い柔らかな灰になり、抜群の風味とスムーズな吸い心地を味わえます。酵素を使うことで、未分解の塩分も素早く除去できます。フラッシング期間は14日が目安で、この期間に欠乏が現れ、色のバリエーションも引き出せます。

8. ドリップラインの詰まり

水耕用栄養素は、ドリップラインに塩分残留物として残りやすいです。ポンプやシステム全体、配管・ドリップラインを徹底的に洗浄することが効率的なシステム維持の鍵です。多くの肥料メーカーが専用クリーナーも用意しています。説明書通りに使い、リザーバータンクやポンプ、ドリッパー内の塩分残留がゼロになるまでしっかり洗いましょう。次の作付け前に清掃サイクルを入れると安心です。クリーナーを入れた状態で循環させるのもおすすめです。

9. ライトオフ中に部屋へ入る

栽培が楽しいのはよくわかりますが、特にビギナーがやりがちな大きなNGルールは「暗期(消灯時)に部屋やテントへ入る」ことです。これにより光漏れがほぼ確実に発生し、大切な雌株が雌雄同体化するリスクがあります。
カンナビスの雌雄同体化は、野生植物が遺伝子を残す“保険”です。雌雄同体になると雌雄両方の性器が形成され、短期間で一株が商業規模の作物全体を受粉させてしまいます。

もし栽培株の1つが雌雄同体になったら、他株と分離してください。花粉嚢が少数なら慎重に取り除き、様子を見ましょう。大量の場合は処分し、残りの作物の安全を確保してください。

10. 葉の取りすぎ(過剥葉)

デフォリエーション(葉の剪定)は、花芽へ栄養を集中させるテクニックです。収穫量やポテンシー向上に有効なことも多いですが、新米栽培者はどれだけ取るか慎重に考え、ファンリーフの除去量・方法も注意しましょう。デフォリエーションには、ロリポップやトップ、シュワジング(※経験豊富な方以外は非推奨)など様々な流派があります。

目安は一度にファンリーフの25%以下を静かに取り除くこと。熟練者は“ピンチ&プル”を使うこともありますが、鋭いハサミの使用が安心です。そしてオートフラワー品種は原則、デフォリエーションを避けましょう。回復の時間が足りず、収量・ポテンシー低下につながります。

11. 安物機器を買う

どんなカンナビス栽培にも言えますが、とりわけ水耕では特に注意してください。ネットには安価な粗悪品(eBay等)が多く、機器でケチると結局損をします。良い製品を最初から買っておいたほうが、安物を繰り返し買い直す無駄も避けられます。安物が壊れて作物全滅ということもあるので、妥協せずにしっかりした機材を一式揃えましょう。

12. その他の栽培方法

以上が水耕ビギナーが陥りやすい落とし穴です。ほとんどは少し気をつければ避けられますし、慣れれば水耕栽培の達人にもなれます。ただし、水耕だけが選択肢という訳ではありません

たしかに水耕は大体、最速成長・高ポテンシー・わずかに多収な傾向はありますが、有機栽培など他の方法も魅力的。最近の研究で、ブラインドテストでは“より複雑で豊かなテルペンプロファイル”をもつ品種のほうが評価されることがわかりました。カンナビスの面白みは強さや“ハイ”の程度だけでなく、香りや風味にあるという証拠です。では、最高に旨くて香り高いウィードはどう育てる?それが“有機栽培”なのです。

有機カンナビス栽培

有機栽培は太古から続く手法です。栽培者(あなた)が肥料を直接与えるのではなく、有機物と微生物が豊富な土壌を作り、彼らが有機物を分解して植物が吸える養分に変える流れです。この方式のすごいところは、ガーデン内の微生物を積極的に増やせること。彼らは根の健康や呼吸を促進してくれます。まるで小さな生態系を作るようなイメージです。有機は(水耕に比べて)工程に個性が出ますが、風味のディテールまでこだわって調整できるのが魅力です。

さらに有機カンナビス栽培なら水耕で必要だった数多くの作業が不要になります。栄養液タンク作りやTDS・ECの終わりなき計測も不要。土と住む微生物が植物のニーズを満たしてくれます。途中で堆肥や有機肥料を追加することもありますが、水耕に比べれば圧倒的に楽で失敗も少ないのが特徴です。一度だけ緩効性肥料を追肥して終わり、なんてシンプルさも実現できます。

ココ・コイヤ

ココ・コイヤ(ヤシガラ培地)は、水耕と有機のイイトコ取りができる優秀な栽培培地です。コイヤはココナツ皮を原料にした培地で、ふかふかで酸素含有率が高く、土のような水持ちもいいのが特徴。滅菌処理済みで雑菌がなく、与える栄養管理を自在にできます。

水耕同様に栄養豊富な液体を与えつつ、面倒なタンク管理やpH調整がそこまで煩雑ではありません。数日に一度の液肥作りだけで、特別なポンプや自動潅水システムはいりません。ココ・コイヤは水耕入門としても最適です。

13. まとめ

水耕栽培はとても奥深い趣味であり、プロ意識・清潔さ・徹底した管理姿勢が求められます。安易な妥協は後々高くつく結果となるので、最初から正しい管理を徹底しましょう。あなたの次なる水耕チャレンジが成功するよう、本記事のリストをぜひ参考にしてください。



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