B.A.C 肥料チャート|使用ガイド
- 1. B.a.c添加剤
- 1. a. ルート・スティミュレーター
- 1. b. ブルーム・スティミュレーター
- 1. c. 葉面散布(葉の栄養)
- 1. d. プロアクティブ
- 1. e. シリカパワー
- 1. f. F1エクストリームブースター
- 1. g. ファイナルソリューション
- 2. ベースミネラル製品
- 2. a. 土壌向け栄養素
- 2. b. B.a.c ミネラル肥料スケジュール(写真周期株・土壌用/ml/l)
- 2. c. ココ・ハイドロ向け栄養素
- 2. d. B.a.c ミネラル肥料スケジュール(写真周期株・ココ&ハイドロ用/ml/l)
- 3. 有機製品
- 3. a. オーガニックgrow
- 3. b. B.a.c オーガニック肥料スケジュール(写真周期株用・ml/l)
- 4. オートフラワーについて
- 5. おすすめ栽培環境
- 6. まとめ
Biological Activated Cocktail(通称B.A.C)は、肥料や成長・開花促進剤、活性化剤に特化した会社です。最初はバラ向けにスタートしましたが、すぐにあらゆる植物用、大麻種子を含む商品開発に至りました。受賞歴のあるこれらの製品は、全レベルの栽培者が、有機・無機を問わず手軽に健康な植物を育てることを可能にします。全セットアップに適したB.A.C製品、NPK肥料比率、添加剤の詳細、写真周期株やオートフラワー向けの具体的な給餌スケジュールをチェックしましょう。
1. B.A.C添加剤
この記事の後半でご紹介する高品質な有機栄養素とは別に、B.A.Cでは土壌、ココ、ハイドロそれぞれに向けた添加剤も用意しています。

これらの製品は異なるNPK比率を含みますが、どれも同じミネラル系添加剤を使うので、ここで簡単に説明します。中にはオプションで使えるものもあるため、いくつかの利点を示して、必要かどうか判断しやすくしています。
ルート・スティミュレーター
本製品は、好みの基質に善玉微生物の成長を促す根刺激剤です。微生物との共生関係が生まれ、根が酸素を得やすく、栄養吸収も向上します。
メリット:
- 根の環境を病気から守る;
- 根域でpHを調整;
- 根の成長を促進
これは完全有機の添加剤で、あらゆる培養基質でご利用いただけます。BACのルートスティミュレーターは、土壌中の有用微生物を格段に増やすために設計された高度濃縮液体ソリューションです。強力な花と大きな収量は健康な根が命。特に土壌やココで栽培すると根鉢は見逃しがち。植物本来の力を最大限に引き出したいならBACのROOT STIMULATORをすべての作物に加えましょう。植え付け前の培地準備や、栽培サイクルの任意のタイミングで添加可能です。
適切な光・栄養・水を供給するだけでなく、根の発達を促進することも健康・活力・生産性UPの秘訣です。根は酸素・栄養・水を吸収し、また酸や糖分を分泌して微生物を呼び寄せる役割もあります。根域の有益生物が多いほど、病原菌は繁殖しにくくなります。根域拡大と表面積UPにより、Root Stimulatorのような投入物で有用生物との接点が増え、植物全体のパフォーマンスが向上します。
ブルーム・スティミュレーター
ブルーム・スティミュレーターは、栄養吸収と特に花の生長に重要なカリウム(K)の運搬を助ける有用微生物の繁殖を促します。微生物が根に結び付き、根のネットワークを広げることで、開花期にも酸素や栄養不足の心配無くスムーズな生育が期待できます。
メリット:
- カリウム吸収の改善;
- より速い花の発達;
- pHを調整
また、花期の根を病気や病原体から守る働きもあります。微生物の増加がpH値をわずかに上昇させ、「開花段階」の植物には重要です。また、ハイドロシステムでのライン詰まり防止にも役立ちます。Funky Fungi(ファンキーファンギ)との併用、そしてマイコリザと組み合わせて使うと、最高品質の花に仕上がります。
葉面散布(葉の栄養)
この製品も微生物を含みますが、上記2製品とは異なり、葉面散布専用です。葉の内外に生息する微生物が光合成やクロロフィル生成を強化します。

葉面栄養は植物の成長を促し、茎や葉の強化だけでなく、うどんこ病、ボトリティス(バッドロット)、スリップス、ハダニなどのリスクも抑えます。
メリット:
- より健康的な緑葉;
- 濃い緑色の葉;
- 茎や枝が強くなる
害虫や害医からの防御だけでなく、そもそも植物自体が口にされにくくなります。葉面散布は欠乏症修正にも役立ち、ダメージが深刻化する前に対応が可能。ルートからの施肥より効率的なので少量で十分な効果が得られます。
予算重視にも環境にも優しい選択です。朝方の霜や異常高温など環境ストレスを予想する作物の事前ケアにも活躍します。希釈量は10リットルの水に20〜40ml。必要に応じて散布できますが、BACの推奨は生育初週に1回、開花1・3週目にもう一度です。
プロアクティブ
プロアクティブには植物アミノ酸、ビタミン、植物性タンパク質が配合され、植物の総合的な健康成長をサポート。根の成長・構造・葉の健康・花の生成を改善し、有益微生物で土壌をリフレッシュします。
メリット:
- 健康的な葉;
- 濃い緑色の葉;
- 茎や枝が強くなる
この製品は生育ステージごとに投与量が大きく変わるため少し注意が必要です。栄養生長期は10Lの水に100ml、開花期は1〜3mlに減らしてください。
しばらく使うと植物全体が丈夫に見えるように。アミノ酸は植物内でタンパク質となり、構造や代謝に欠かせません。生成・分解に必要で、成長が活発になり葉や茎も頑丈に。害虫や悪天候にも強くなります。
シリカパワー
シリカパワーは名前が示す通り、細胞壁を密に形成するシリカを含みます。栄養移動がスムーズに行われ、不足のリスクが低減し、用土のpH調整やカビ感染予防にも役立ちます。
メリット:
- ストレスから保護;
- 全体的に強い植物へ;
- より良質なバッズと収穫量;
- 細胞壁がより強固に;
- 花の形成密度UP
希釈量は10Lに1〜3mlが最適。作物の全期間通じて全ての栄養水に添加可能。ボトルはよく振ってから栄養分に加えてください。
F1エクストリームブースター
F1エクストリームブースターは開花促進剤で、開花後半のバッズ形成に必要な要素を補給し、テルペン豊富な大きく密なバッズ・風味・香りの良い収穫が期待できます。

高品質な原料とモラセスを使用し、キュア後は香り・味わいも格別なので、乾燥室環境を適正にし、バッズの適切なキュアをお忘れなく。
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
|---|---|---|
| 0 | 13 | 19 |
メリット:
- より大きく密なバッズ;
- 香り・風味がアップ;
- 収量UP
この製品はPKブースターとして、開花期中盤の数週間に限って投与します。いかなる培地・ハイドロにも使え、栄養水10Lにつき最大30ml。開花5-6週目に3-5回投与できます。ご使用前によく振ってください。
ファイナルソリューション
ファイナルソリューションは特定の微生物が各種酵素を生成し、例えば水道水中の有害成分(塩素など)が根に悪影響を与えないようにします。余分な有害成分は排除され、有益な栄養のみ植物に届くため、土壌の健康が向上します。
メリット:
- 土壌の再調整;
- 栄養の過剰障害防止;
- 根の成長向上
ボトルをよく振った後、10Lにつき6mlを加えてください。栄養液にもよく混ざり、根元に直接与えることができます。最初は栄養生長初週と、開花1・5週目にも再度。培地リフレッシュが必要と感じたらいつでも追加可能です。
2. ベースミネラル製品
添加剤の特徴を知ったら、土壌・ココ・ハイドロ用ベースミネラル肥料をご紹介。基質ごとに製品を使い分けましょう。各セッティング向けに主要成分と微量元素が適正比率で設計されています。
土壌向け栄養素
ワンコンポーネント土壌用Grow
ワンコンポネントSoil Growは高濃度の微量元素を含み、生長期に必要な成分がこの1本に。他商品で分割されがちな(A+B)フォーミュラも不要です。

栄養吸収が向上し、根の成長、茎や葉も太く丈夫になります。ただし過剰施肥はストレスの要因となり逆効果なので注意。
使い方・使用タイミング
この製品は生長期のみ使用。投与量は10L当たり25〜35ml、EC値は1.6が目安です。
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
|---|---|---|
| 7 | 1 | 4 |
ワンコンポーネント土壌用Bloom
1コンポーネントSoil Bloomは土壌栽培の開花期に必要なすべての要素を供給。密で樹脂豊富、風味豊かなバッズへ。根や栄養吸収促進にも効果的。組み合わせ次第でさらに優れた成果が得られます。
使い方・使用タイミング
これは開花期専用。希釈量は10L当たり30〜45ml、EC値1.8-2.2(週による)が目安です。
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
|---|---|---|
| 6 | 1 | 4 |
これらの施肥量は推奨条件下での目安です。気温や湿度によって調整が必要な場合もあります。
B.A.C ミネラル肥料スケジュール(写真周期株・土壌用/ml/L)

どちらの表もメーカー推奨条件に基づいています。ご自身の環境によって、量の調整や環境設定の見直しが必要です。
ココ・ハイドロ向け栄養素
ハイドロやココで栽培する場合も、それぞれに合ったNPK比率の製品が必要です。ご自身の栽培セットに合ったものを選びましょう。
ココGrow A+B
ココGrowは生長期のココファイバー用二液肥。高品質な成分で栄養吸収力もUP。
| ココGrow A | ||
|---|---|---|
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
| 12 | 0 | 1 |
| ココGrow B | ||
|---|---|---|
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
| 4 | 3 | 4 |
使い方・使用タイミング
生長期のみ10Lに25~35ml。EC値は1.6が目安です。
ココBloom A + B
ココBloom A+Bは開花期専用の2液肥。理想的なNPK比率と微量元素で最大収穫・密なバッズが狙えます。
| ココBloom A | ||
|---|---|---|
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
| 10 | 0 | 2 |
| ココBloom B | ||
|---|---|---|
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
| 3 | 2 | 3 |
使い方・使用タイミング
開花期のみ使用。10Lに30~50ml、EC1.8-2.2(週による)が目安です。
ハイドロGrow A+B
ハイドロGrow A+Bはココ用製品と近い設計ながら、ハイドロポニック(水耕)向け。100%水溶性で装置を塞がず、NPK比率で最大の生長促進を実現します。
| ハイドロGrow A | ||
|---|---|---|
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
| 12 | 0 | 1 |
| ハイドロGrow B | ||
|---|---|---|
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
| 4 | 3 | 5 |
使い方・使用タイミング
生長期肥料なので開花期には使用しません。10Lに25〜35ml、EC1.6。
ハイドロBloom A+B
ハイドロGrow A+B同様、水耕栽培の開花期専用製品です。無土環境でも超密な花や抜群の香り・味わいに。
| ハイドロBloom A | ||
|---|---|---|
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
| 12 | 0 | 3 |
| ハイドロBloom B | ||
|---|---|---|
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
| 3 | 3 | 4 |
使い方・使用タイミング
開花期のみ使用。10Lに30~50ml、EC値1.8-2.2(週による)が目安です。
これらのEC値はメーカー推奨目安で、ご自身のセットアップにより調整が必要です。循環システムでは表の値を修正してください。不明な場合はオンライン情報も参考にしましょう。
B.A.C ミネラル肥料スケジュール(写真周期株・ココ&ハイドロ用/ml/L)

量は環境次第で大きく変わる場合もあり、あくまで参考値です。状況に合わせて施肥量の増減を行いましょう。
3. 有機製品
ミネラル系や添加剤に加え、B.A.Cは100%有機肥料も展開。有機栽培派におすすめで、土壌・ココに使えますが、ハイドロでは詰まりやすいので非推奨です。
オーガニックGrow
オーガニックGrowは生長期に強く健康的に育てつつ、根の発達や土壌微生物も支援し、成長促進や防カビ性能UPにつながります。
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
|---|---|---|
| 7 | 2 | 3 |
オーガニックBloom
オーガニックBloomは100%ナチュラルな開花期用肥料。善玉微生物が根域の酸素供給を促し、品質UPと害虫耐性UP、過剰施肥リスク無しで開花をサポートします。

耐性UP=虫害ゼロではないので、早期発見のために作物の様子は必ずチェックしましょう。
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
|---|---|---|
| 6 | 5 | 6 |
PKブースター
PK Boosterは花の形成促進と品質UPのための100%有機ブースター。美味しいバッズ・香りUP・収量UPを実現します。
| 窒素 (N) | リン (P) | カリウム (K) |
|---|---|---|
| 4 | 2 | 8 |
100%有機なので栄養ロックアウトも起こりにくく、植物の状態を見て適宜増減して問題ありません。まずは低用量(例:1週目は1ml)からスタートし、数回施肥後に増やしましょう。
B.A.C オーガニック肥料スケジュール(写真周期株用・ml/L)

施肥は様子を見ながら増減しましょう。一度与えた栄養は取り戻せないので、最初は少なめから(表記1~2ml→まず1ml、慣れたら2ml)。
4. オートフラワーについて
オートフラワーを育てる方には土壌用給餌スケジュールを。オートフラワーには1/3量から開始、次に1/2まで増やすのが一般的ですが、たくさん食う種類や逆に敏感な種類の場合は増減してください。
B.A.C ミネラル肥料スケジュール(オートフラワー・土壌用・ml/L)

この表はあくまで目安。品種によって栄養敏感性が異なるので、過剰施肥は避け、必要に応じて施肥量を下げてください。たくさん食うタイプなら逆に量UPも視野に様子を見て調整しましょう。
B.A.C オーガニック肥料スケジュール(オートフラワー用・ml/L)

この量はB.A.C推奨条件に基づいていますので、ご自身の環境に合わせて施肥や環境の調整を行ってください。
5. おすすめ栽培環境
これらのチャートはご自身の栽培条件で増減可能です。B.A.Cは温度・湿度・pHの理想値を提示しているので、より良い成果のために下表を参考にしてください。

ご自身の環境が異なる場合は、量・環境を調整ください。なお有機栽培の場合、水のpHだけチェック→6.0-7.0ならOK(B.A.C有機製品により土壌内で自律調整されるためpH調整不要)です。
6. まとめ
B.A.Cはあらゆる育成スタイルに対応した肥料をラインナップ。どんな育て方でも、自分の環境に合った製品をきちんとラベルを読んで使用してください。B.A.C栄養素で育てたことがある方は、ぜひコツや質問をコメント欄でシェアしてください!
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