チーズオート大麻品種 週ごとの栽培ガイド
- 1. 歴史
- 2. 特徴・仕様
- 3. 週ごとの栽培ガイド
- 3. a. Week 1 - 発芽
- 3. b. Week 2 - 成長期
- 3. c. Week 3 - 成長期
- 3. d. Week 4 - 成長期
- 3. e. Week 5 - プレ開花期
- 3. f. Week 6 - 開花期
- 3. g. Week 7 - 開花期
- 3. h. Week 8 - 開花期
- 3. i. Week 9 - 収穫
- 4. 期待できること
- 5. 乾燥・トリミング・キュア(熟成)
- 6. まとめ
1. 歴史
この品種の歴史は大変有名でよく知られており、そのはじまりは1988年カリフォルニアに遡ります。当時、Sam(スカンクマンとして知られる)はとても優れたブリーダーであり、警察に目をつけられることなく次のステージにビジネスを進めたいと考えていました。そのため、オランダの大麻規制の緩さを活かし、Skunk #1(自身で作り上げた品種)を持ってオランダへ移住しました。長年かけて開発されたこの品種は、欧州全土、特にオランダで瞬く間に有名になりました。

Skunk #1は本当にユニークな品種でしたが、その強烈な香りゆえにSamはもっと育てやすい品種を目指し、香りを抑えつつも特徴を残すよう交配を重ねました。その結果生まれたフェノタイプが素早く広がりました。時が経つにつれSamの遺伝子はさらに広がり、1995年には彼の種が南イングランド郊外のExodusというコミュニティのホームグロワーの手に渡ります。収穫時、他とは一線を画す独特の香りを持つ個体に出会い、それが“チーズ”と称される品種であり、バッズも非常に大きかったのです。

このコミュニティは小さかったため、彼はこの特定フェノタイプのクローンや種を配り始め、やがてイングランド全土に広まり、「Cheese」ストレイン、通称Exodus Cheeseの名が付きました。発見から30年近くたった今では、チーズの香りと強力な効力が世界中のシードバンクで入手可能であり、オートフラワー版も流通し、アムステルダムのコーヒーショップでも頻繁に見かけます。
2. 特徴・仕様
ご紹介したように、この品種は今や多くのシードバンクで扱われており、Fast Budsもその進化から遅れることなく、改良版を提供。世界的に有名なこのストレインをベースに大収穫かつ高いテルペン濃度を実現、特有のテルペンプロファイルもそのままです。本品種は63日でシードからハーベストまで到達し、非常に育てやすいため、初心者でも屋内550g/㎡(1.8oz/ft2)、屋外・1株につき最高150g(5oz)を期待でき、110cmほどまで成長、極めて濃密なバッズを生産します。

このストレインはTHC 21%というパワフルな効力のおかげで、ソファから離れられなくなるような効き目を発揮。インディカ的なリラックス効果を求める高耐性者向きです。その強力な効果とともに、鋭く酸味のあるアーシー(大地)、タンジーな味わいが一体となり、市場で最もおいしい品種の一つと言えます。ユニークな遺伝子を探すハッシュメーカーやエキストラクターにも最適です。

全体的に、Cheese Autoはのんびりリラックスしたい時に最適なパートナー。ジョイントを吸うと、肩の荷が下り、不安も薄れ、心が平和に満たされます。その後は音楽を楽しむのもよし、映画に没頭するのもOK。どんな体験もストレインが増幅し、より一層魅力的にしてくれます。
3. 週ごとの栽培ガイド
この記事は本品種の栽培時にどんな展開になるかを大まかに示すガイドラインです。この栽培レポートでは各週ごとの管理条件と複数の栽培者による成果をご覧いただけます。
| 栽培仕様 |
|---|
| 照明: LED/HID |
| 照明サイクル: 18/6 |
| 湿度: 45-70% |
| 温度: 19-32℃ |
| 栽培場所: インドア |
| 栄養素: 合成 |
| pHレベル: 6.0-6.5 |
| 種から収穫まで: 9週間 |
このタイムラインはあなたの助けになるように作られていますが、どんな条件でも運用できる反面、ご自身の環境に合わせて設備や条件を調整することを推奨します。
Week 1 - 発芽
1週目はこのグロウジャーナルのスタートです。通常通り、栽培者は複数のチーズ種子を水に浸して沈むまで吸水させ、最大48時間放置しラディクル(根)が出た時に、直接土へ植えました。通常はペーパータオル法を推奨していますが、ご自身の方法に自信があればどんなやり方でも大丈夫です。
| 高さ: 4cm |
|---|
| pH: 6.0 |
| 湿度: 65% |
| 温度: 24℃ |
| 潅水: 100ml |
下記の写真の通り、苗はトラブルなく発芽しました。適切な条件を保つことで、土壌・パーライト・ココファイバー・水耕栽培その他あらゆる培地で問題なく栽培開始が可能です。
発芽プロセスはとても順調でした!沈むまで種を浸してから土壌へ移動、その後は湿度ドーム内で必要時に土へミストを…。テント内は湿度が低いので、可能な限りドームを使用し維持していきます。 -L_BoB8817
栽培環境をしっかり管理・調整できていれば、発芽だけでなくその後の全過程もどんなセットアップでも問題ありません。この段階では温度18-25℃、相対湿度70%を保つと健全に育ちます。

もし適切な管理ツールがない場合も、湿度コントロールには例えばペットボトル等を利用した簡易ドーム活用で高温多湿を保てます。実際この方法で、とても健康な苗が育ちました。
発芽期の成功には主に3つの重要な変数が存在します。ひとつは適切な光量の確保であり、土から芽が出た瞬間から24時間点灯を推奨。光だけでなく、照度(ルクスメーター/Lux計やPARメーターで)や設置高さにも注意しましょう。また潅水は控えめにし、過湿による酸素不足や根腐れを防ぐことも重要です。
最後に、小さな苗に強い肥料は与えないでください。培地に含まれる栄養で十分なため、水耕栽培やココの場合でも最初は微量の栄養素からスタートし、徐々に増やします。

さらに補足すると、扇風機を最弱で苗に当てると、根はより深く伸び、茎が太く丈夫に育ち将来のバッズや枝にも耐えられます。強風はダメージになるのでやさしく当てましょう。
Week 2 - 成長期
順調ならこの週から葉がゆっくり育ち始めます。最初は1本葉、その後に3本葉、さらに葉数が増えていきます。
| 高さ: 7.5cm |
|---|
| pH: 6.0 |
| 湿度: 65% |
| 温度: 24℃ |
| 潅水: 150ml |
それぞれの株によって成長速度が若干異なる場合がありますが、3本葉が完全に展開したらフィーディングを微量からスタートして大丈夫です。
スタートは良好…1つは発芽時少し傷つきました。水やり・水・肥料と交互に輪を乾かしながら。これから成長が楽しみ! -L_BoB8817
カンナビスは葉・枝・茎の成長には窒素が必要なので、3-1-2比率のGrow肥料を少量から与えましょう。ただし苗は非常にデリケートなのでごく薄い希釈から始めてください。

培地や肥料にもよりますが、pHやPPMを管理すると栄養吸収効率が高まり、最終的な収穫量や品質向上にも効果的です。
Week 3 - 成長期
発芽から3週目には、株の根が十分に活着しているはずです。移植や過湿などのトラブルがなければ急激な成長が見られます。
| 高さ: 10cm |
|---|
| pH: 6.0 |
| 湿度: 50% |
| 温度: 28℃ |
| 潅水: 250ml |
この頃には2〜4組の“本葉”が展開します。もしトレーニングを考えているならタイミングとして最適です。
これらのオートは順調に育っています。育成テントで軽めの肥料を与えています。-SAC87
トレーニング(LSTやHST)は最低3組以上葉が出てから。一般的にはLSTがおすすめですが、経験者ならトップやフィムも可能です。経験が浅い場合は慎重に行うと良いでしょう。

HSTはより強いストレスを与えるため慎重に。LSTであってもストレスがかかるので、コンディションを最良に保ち回復を促しましょう。
Week 4 - 成長期
正しい管理を続けていれば、4週目からプレ開花期を迎えます。この頃、開花点が徐々に薄緑色になります。葉まで色が変わっている場合は栄養欠乏症の兆候かも知れませんが、開花点だけなら問題ありません。
| 高さ: 20cm |
|---|
| pH: 6.2 |
| 湿度: 75% |
| 温度: 32℃ |
| 潅水: 500ml |
この週にはGrow栄養素をフルドーズで与えます。非フェミナイズ種なら雄株検査も忘れずに。雄花が2週間ほど早く成熟し花粉が放たれるとすべてのバッズが受粉してしまいます。

今回のケースはフェミナイズ種のみを使っているため、雄株の心配はありませんが、オートフラワーと光周期種を同時栽培している場合は特に気を付けてください。
Week 5 - プレ開花期
発芽から5週目がプレ開花期の開始です。開花点が薄緑色となり、まだ雌蕊は見えなくても数日以内に現れます。プレ開花が始まったらGrow栄養素を徐々に減らし、Bloom栄養素への切替を進めていきます。
| 高さ: 25cm |
|---|
| pH: 6.0 |
| 湿度: 50% |
| 温度: 28℃ |
| 潅水: 1000ml |
良質なBloom栄養素はリンやカリウム、微量要素を補います。土壌培養では既存要素で十分な場合もありますが、無菌培地(ココ・パーライト等)ではカルシウムやマグネシウムの追加が必要です。

開花中は湿度55%・温度18-25℃を維持し、トレーニングは開花前までに終了してください。ストレスを与えると収穫量や品質に影響します。
Week 6 - 開花期
6週目にはいよいよ本格開花モードに入り、トリコームや美味しい大麻の香りが現れ始めます。カーボンフィルター未設置ならこのタイミングで!強力なテルペンプロファイルは遠くまで匂うため、匂い対策がマストです。
| 高さ: 50cm |
|---|
| pH: 6.5 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 30℃ |
| 潅水: 1700ml |
バッズが形成され始めると強烈な大麻臭が拡がり、害虫やカビも引き寄せられるため、毎日確認しましょう。早期対策が大切です。

害虫予防にはいくつかのイエロースティッキートラップや、必要時はオーガニック農薬の軽いスプレーも有効です。ただし最終バッズの味や香りには影響するため注意が必要です。
Week 7 - 開花期
7週目は開花後半です。ハーベストに向けて、Bloom栄養素をフルで与え続け、欠乏症のサインが出ないよう注意します。
| 高さ: 70cm |
|---|
| pH: 6.5 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 30℃ |
| 潅水: 1800ml |
本品種は最大110cmまで伸びる可能性がありますが、環境によって個体差があります。うまく成長しない場合は各種条件を見直しましょう。

上記画像の通りほぼ成形完了ですが、あと数週間でさらにバッズが太くなり、トリコームも成熟します。もうすぐ収穫です!
Week 8 - 開花期
8週目は最終週直前。香りは最大に強まり、雌蕊も茶色く枯れはじめます。これらも一つの目安ですが、標準的にはトリコームの状態を確認し収穫時期を判断するのが推奨されています。
| 高さ: 95cm |
|---|
| pH: 6.5 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 29℃ |
| 潅水: 1800ml |
トリコームをしっかり観察するにはルーペや顕微鏡が必須。肥料によってはこの段階でフラッシュを開始し、塩分を抜きアロマやフレーバーを向上させましょう。

フラッシュ時もpHやPPMに注意。フラッシュは余剰肥料を抜くため、余計なミネラルが含まれないことが目標です。
Week 9 - 収穫
本グロウサイクル最後の週です。この数日で収穫を迎えます。フラッシュ中は葉が黄色く変色しますが、これは正常なサイン。根や培地からミネラル吸収が止まった証拠です。
| 高さ: 95cm |
|---|
| pH: 6.5 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 29℃ |
| 潅水: 1800ml |
喫煙前には必ず乾燥・キュア作業が必要です。ダンボール箱、グロウテント、クローゼット等、どこでも管理可能なので温度・湿度を調整しましょう。
9週目は・・・pk 13/14をやめ、この週は与え・・・ph水でフラッシュします。-Formedicalneeds

乾燥時の匂いも開花末期並みに強烈なので、カーボンフィルターや消臭剤で匂い対策を万全に。
4. 期待できること
収穫した花を乾燥させている間、約2週間ほど経ったらキュア作業開始です。気になるテイストについて栽培者の声を紹介します。力強い土っぽさ、フルーティーかつ酸味の効いたタンジーな芳香が広がり、味も香りも最高レベル。ハッシュやエキストラクターに最適な品種です。特有のテルペン構成はこちら:
- フムレン
- リモネン
- ミルセン
- カリオフィレン
さらに、下記チャートで示す主要・副次テルペンのミックスが、強い効力とフレーバーの秘密です。

このテルペン構成により、まるで本物のチーズのような香りに仕上がります!
非常にチーズらしい味と香り!品種名どおりの出来で、バッズもふっくら濃密、構造も理想的。間違いなくおすすめのプレミアム品質!-416fireman
独自テルペンプロファイルにより、サティバ30%・インディカ70%の比率となり、非常に強烈なコウチロック(ソファで溶けるようなリラックス)効果。仕事終わりのリラックスタイムにも最適です。

栽培者報告によると、副作用は口渇のみですが、普段大麻を楽しむ方であればまったく問題ありません。
5. 乾燥・トリミング・キュア(熟成)
ここで作業は終わりじゃありません!実は大麻の栽培は半分でしかなく、収穫後の処理が最終品質に大きな影響を与えます。乾燥・トリミング・キュア各プロセスを見逃さないよう深堀りしていきます。
収穫後の乾燥
ネット検索すれば乾燥方法は無数に出てきますが、我々のガイドを参考にすれば成功間違いなし。重要なのは乾燥室の環境制御で、“ゴルディロックスゾーン(暑すぎず寒すぎず適温)”を守ること。ゆっくりコントロールされた乾燥でテルペンとカンナビノイドの成熟が保証されます。

乾燥室温度は約60 - 70°F(15 - 22℃)、それ以上なら乾燥が早過ぎテルペン劣化、低いとカビリスク増、また湿度は55 - 65%が理想。これが保てれば10〜14日かけて理想的に乾燥します。
テルペンは今やカンナビスケミカルの最重要点ともされています。品種ごとの効果はテルペン・カンナビノイドなど全体的な化学構成のコンビネーションにより決まるからです。単体では精神作用はありませんが、THC等の代謝に影響します。乾燥条件が合わない場合は加湿器・除湿器・エアコン・ファンの導入、そして湿度温度管理のための湿度計を用意すると良いでしょう。
乾燥方法としては「ウエットトリム」「ドライトリム」の選択肢もありますが、通常はドライトリミングがお薦め。特に湿度の高い地域でなければ乾燥後のトリムがおすすめです。全株乾燥または小分け乾燥もお好みで試してください。
乾燥後はトリミング!
トリミングは栽培作業の中で最も労力がかかります。鋭いハサミでシュガーリーフをバッズ基部から丁寧にカットし、花構造を損なわないよう細心の注意を払いましょう。「トリムビン」など専用トレイや、ハサミのクリーニング用イソプロピルアルコールも必携です。

学校のハサミでは効率が悪いので、専用のものを使いましょう。トリムトレイはOG Trim Binがおすすめ。イソプロピルアルコールできれいに保てば作業も快適に進みます。
ついにキュア(熟成)!
最近の研究では、キュアリングも成長・開花期同様に重要なことが分かってきました。テルペンとカンナビノイドの成熟はゆっくりと温度・湿度管理された条件下で行われます。密閉容器に入れ、最初の7〜10日は朝晩「開栓」(エア交換)してからは週2回程度の「開栓」でOK。容器は75%ほどまで詰め、22℃・湿度60-65%の暗所保管がおすすめです。仕上がりは品種で異なり、2週間〜1ヶ月、場合によっては6ヶ月かかる場合もあります。

ワインやウィスキー同様、品質の向上には時間と適切な管理が不可欠です。管理された条件下での長期熟成は、これまでにない美味しさを体験できることをお約束します。
6. まとめ
もしも全身リラックスや睡眠をサポートするインディカ主体の品種をお探しなら本品種は最適!クラシックなこの自動開花版は医療効果を求める方や日常のリラックスを求める方にも強くおすすめです。
チーズオートをすでに育てたことがある方はぜひ、コメント欄にご体験やアドバイスを投稿してください!
外部参考文献
- Stomata and Trichome Development. - V, Vadivel,. (2020).
- Terpene Synthases and Terpene Variation in Cannabis sativa. Plant Physiology. - Booth, Judith & Yuen, Mack & Jancsik, Sharon & Madilao, Lina & Page, Jonathan & Bohlmann, Joerg. (2020).
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