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Fem Forge:未来のストレインを創造する

22 8月 2026
新しいフォトペリオド・ストレインの作出
22 8月 2026
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Fem Forge:未来のストレインを創造する

同一な母株クローンの作成

まず第一に、母株は完全に健康で、濃い緑の葉が茂っている必要があります。母株が清潔で健康であればあるほど、挿し木はより速く、信頼性高く発根します。目標は各品種につき最終的に10本以上の母木を確立することです。クローンの発根率は90~95%程度を見込みつつも、余裕をもって各品種につき30~40本の挿し木を用意します。次回の選抜用に約20本のクローンを各品種に植え付け、残されたクローンが相互に真のコピー、すなわち完全に同一な個体であることを確保します。

Clone

切り立てのクローン

高湿度・短い換気サイクル

最初の1週間は、ドーム内の湿度をできる限り高く保ちます。まだ発根していない挿し木は、葉面から水分や微量栄養素を吸収して生きています。毎日、ドーム内の古い結露水を拭き取り、クローンにはEC0.4~0.6程度、pH5.7~6.0に調整した希薄な溶液で霧吹きします。葉が常に湿っている状態を維持しつつ、過度に濡れ過ぎないようにこまめにスプレーし、腐敗を防ぎながら葉面給水を助けます。

Clones under dome

ドーム内でスプレーしたばかりのクローン。弱い光の下、古い結露水は拭き取り、環境を清潔かつ安定に保つ

 最初の発根

7~8日目頃には最初の根が顔を出し始めます。これがプロパゲーターのベント(通気口)を開けて新鮮な空気を取り入れ、ドーム内の湿度を少し下げて根の発達を促す合図となります。 

First signs of roots

最初の発根サイン

この段階から、クローンは培地内で根を巻き始め、スポンジがより素早く乾燥しやすくなります。そのため、状態を細かく観察し、必要な時に適度な水分補給を心がけます。培地が完全に乾かないよう常に気をつけつつ、水浸しにならないよう注意します。

Clones after 8 days

発根後は光量を増やしつつ、湿度を下げ通気性を高める

 発根したクローンをココ培地に移植

培地:ココ90%、腐植10%
施肥:EC 1.0-1.2、pH 5.6-5.9

雄株 :2ガロン鉢で根量と成長力アップ
雌株 :1ガロン鉢でコンパクトかつ管理しやすい株形に

クローンの根がしっかりと発達し、真っ白な根が確認できた段階ですみやかに移植します。タイミングを逃さず、スタートプラグで根が窮屈になる前に、全エネルギーを最終的なバッグで強い根系構築に使わせるのが狙いです。

移植時は、プラグよりやや大きめの穴を掘り、Azos+Mykosを少々加え、フィード溶液で軽く湿らせます。根を傷めないよう丁寧にクローンを配置し、根が長い場合はプラグを軽くひねって根が螺旋状になるようにして折れにくくします。移植直後は気象変動で一時的に萎れることがありますが、ほとんどのクローンは翌日には回復します。

Transplanted clones

移植済みクローン

17日後

17日が経過し、すべての株が力強く生長しています。将来の母株たちは主な生育部屋に置かれ、今後の全サイクルを通して均等にスペースを確保しながら光と空間を最大限に活用します。

Females spaced evenly

移植から17日後

雄株

将来の雄株は別室に移され、STS処理を施され、母株よりも早く開花周期へと切り替えます。この写真タイムラインでは、3~4日ごとにこれらの雄株がどのように変化していくか、第一のストレッチ・初期構造形成から、花粉袋がまだ見えないプレ花粉段階までを確認できます。

Males progress

雄株:最初のスプレーから7日目、12/12へ切替

Males progress 2

雄株:開花時のストレッチ

雌株は今どうなっている?

将来花粉を受け取る雌株は力強く生長し、株形の整理が必要になってきています。葉量を減らし枝間の空気流通を確保、枝の間の湿気や空気の滞留を防ぎます。キャノピーがさらに密になる前のこの作業はとても重要です。最初は「1時間で終わりそう」と思いがちですが、実際に丁寧にやるとテーブル1つ分ずつ約3~4時間かかります。

みなさんには1分ほどのウォークスルー動画ですが、その裏には数時間の集中した丁寧な作業が詰まっています。ぜひ変化をお楽しみください。

通気性と構造改善のためのデフォリエーションと整枝

母株と父株の進捗は?

母株は適切な父株が必要な段階に到達するまで、通常の栄養生長を継続します。期間中は定期的に葉の除去・摘芯・トレーニング・SCROGシステムへの誘導などで株形を管理します。

Females plants

後期ベジ期の雌株

母株の発育が均一で、プロジェクトで求める株構造を次のステージに入る前に構築することが目標です。

一方、父株は全く異なる経路をたどります。銀処理によって雌性発現を抑制するように育てており、すでに明確な雄性特徴が現れ始め、花粉袋の中では花粉の発達が始まっています。

花粉袋の形成初期

すべてが並行して進行しており、母株は構造面の準備、父株は次段階の花粉提供準備が進められています。

受粉タイミングの到来

サイクル全体を丁寧にタイミング管理した結果、母株の開花と父株の花粉生産開始がぴったりと同期しました。

成熟した花粉袋と花粉

母株はすでにしっかりと開花しており、ストレッチと勢いあるベジ成長を経て、葉量も豊富になっています。ただ健康的な成長は望ましいものの、この密な構造は受粉作業を困難にします。

受粉準備のための母株の整枝

ここで再度、丁寧なデフォリエーション(葉の除去)が活躍します。余分な葉を取り除き、内部構造を空けることで、開花部位へのアクセスを大幅に向上させます。

デフォリエーション前後の雌株

作業はそれだけで……大きな違いになります。

これで株はより多くの光を受け、空気の流通もよくなり、何より受粉の準備が整った柱頭が完全に露出しました。

母株の調整が終わり、父株から花粉が出始め、いよいよ受粉フェーズ、種子発達の幕開けです。

受粉1週間後

受粉から1週間も経つと、進行が順調である明確なしるしが現れます。

受粉成功

柱頭が花粉を受けて暗色へと変化し始め、発達中のシードポッド内で種子の形成がスタートします。

この時点では変化はまだ小さいものの、受粉が成功し、母株が種子発達へとエネルギーを向け始めた重要なサインです。

最終熟成

Final stage

最終ステージ

ここから植物は最後の熟成段階に入ります。

株は今、種子の成熟・発達に最大限集中しているため、このプロセスは通常の開花サイクルよりも大幅に長くなります。そのため母株はサイクル終盤に近づくにつれ、見た目も疲れ果てくたびれてきます。

フェノタイプ1

ですが、最終段階でも株は本当に見事な姿です。

フェノタイプ2

黄変した葉や全体の疲労感は、全てがプロセスの一部に過ぎません。大切なのは、種子に十分に成熟の猶予を与え、最終段階までしっかりと育て上げることです。

フェノタイプ3

この生産は終わり、しかし物語は続く

こうしてこの生産サイクルは終了を迎えましたが、物語はここで終わりではありません。

Harvest

新たな交配種のハーベスト

収穫・乾燥・種子の丁寧な採取が終わっても、まだここからが本番。今後は得られた種子のテスト、表現型の評価、選抜の本格作業へと移ります。

ここからは安定性試験や表現型選抜を続け、さらなるブリーディングで遺伝特性の強化と改良を目指します。

この新ラインの開発は、まさに今始まったばかりです。

よくある質問

1. 同一な母株クローンを作成する主な目的は?
目的は、遺伝的に同一な母株グループを確立することです。これにより、今後の選抜に一貫した素材が得られ、同じ条件下で植物を比較できます。

2. 各品種ごとに何本のクローンを用意する?
各品種につき最終的に10株以上の母株確立を目指しています。発根時のロスを考慮し、まず30~40本ほどの挿し木を取り、約90~95%の発根成功率を想定します。

3. 切りたてのクローンが高湿度を必要とする理由は?
切りたてのクローンはまだ根がないため、主に葉面から水分を吸収します。高湿度によって最初の根が出るまでの間、乾燥を防げます。

4. クローンに最初の根が現れるのはいつ頃?
おおよそ7~8日目に最初の根が見え始めます。これは風通しを増やし、湿度を少し下げるタイミングのサインです。

5. 発根したクローンをできるだけ早くココに移植する理由は?
しっかりと根が張ったら、根がより伸びるスペースを与えるために速やかに移植します。これにより、発根ステージからベジ成長へとスムーズに移行できます。

6. 将来の母株と父株はどう管理が異なる?
母株は栄養生長・構造・トレーニングに集中し、父株は選抜されたのち別環境に移し、開花・花粉生産段階へ進めます。

7. 受粉前になぜ植物構造を整えるのか?
母株が大きく密になってくると、余分な葉が空気の流れを妨げ、開花部位へのアクセスが悪くなります。丁寧なデフォリエーションとトレーニングによって構造を開き、柱頭を効率良く受粉できるようにします。

8. 受粉タイミングはどう合わせる?
母株を適切な開花段階まで進めつつ、父株で花粉生産が始まるよう調整します。両者のタイミングを綿密に同期させ、母株が花粉を受け入れる時期に、父株が有効な花粉を放出できるようにします。

9. 受粉成功の見極め方は?
受粉から約1週間後、柱頭が黒ずみはじめ、発達中のシードポッド内で種子形成が始まります。これらは受粉が成功したサインです。

10. 種を収穫した後は?
種子収穫は次のステージの始まりに過ぎません。乾燥・採種後にテストを行い、表現型の評価・選抜・安定性確認、そしてさらなるブリーディング・遺伝改良へとつなげます。

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