バブルガムオート カンナビス品種の週別ガイド
- 1. 歴史
- 2. スペック
- 3. 週別ガイド
- 3. a. 1週目 - 発芽
- 3. b. 2週目 - 生育期
- 3. c. 3週目 - 生育期
- 3. d. 4週目 - 生育期
- 3. e. 5週目 - プレ開花期
- 3. f. 6週目 - 開花期
- 3. g. 7週目 - 開花期
- 3. h. 8週目 - 開花期
- 3. i. 9週目 - 収穫
- 4. 期待できる効果は?
- 5. 乾燥・トリミング・キュアリング
- 6. まとめ
1. 歴史
長年、バブルガムはオランダの品種だと考えられていましたが、このクラシックなフルーティー系品種は実はアメリカで生まれました。とはいえ、オランダ版の方が栽培者やカンナビス愛好家の間でよく知られています。1980年代後半、オランダでは米国とはまったく違うカンナビスに関する法律の影響で、多数の品種改良が進みました。当時アメリカではカンナビスに関連するものはすべて禁止されていました。

この品種の歴史は1989年、インディアナ州のアメリカ人ホームグロワーが、本物のバブルガムの香りを持つ品種を栽培したことから始まります。その香りはトゥッティフルッティと極めて近く、瞬く間に数々の賞を獲得し、すぐに東海岸にも広がりました。この受賞品種は世界中で人気となり、皆がこの貴重な遺伝子を手に入れたがりました。やがてアムステルダムの2つの有名なシードバンクからリリースされます。現在でも詳細な系譜は不明ですが、複数のブリーダーがオリジナルの遺伝子を目指したことで、バブルリシャスやダブルバブルといった有名品種も生まれ、バブルガムはアムステルダムでも最も売れた品種の一つとなりました。
2. スペック
このオールドスクールな遺伝子を、Fast Budsは初心者でも育てやすいユニークな香りと効果が楽しめる品種へ再設計しました。Originalsラインのバブルガムオートは、あらゆる気候でよく育ち、厳しい環境や乾燥にも耐性があるのは、インディカとサティバの遺伝子構成のおかげです。

このクラシックのオートバージョンは130cmまで成長し、もさもさした葉がクリスマスツリーのような見た目に仕上がります。種まきから収穫まで約9週間と短く、非常に高密度で極めて樹脂たっぷりのバッズを生産します。トリコームが滴り落ちるほどで、非常に美味しそうなフルーティー&スイートな香りに、強いイチゴフレーバーが特徴。しかもTHC20%というハイパワー。快活で陽気なハイになるので、ソーシャルシーンやクリエイティブな活動、日中のモチベーションアップにも最適です。

この品種は、気分転換としてどの時間帯にも楽しめます。気分が高揚し、食欲を刺激し、元気を与えてくれるでしょう。用途を意図的に考える場合は、バブルガムオートのフィトケミカルプロファイルを活かしてアクティビティのパフォーマンスを高めることもできます。THC20%の効き方は絶妙で、集中力とやる気を高め、本来の機能を損なうことはありません。クリエイティブな仕事(作家や画家等)をする際は、仕事前にボングやブランツをひと吸いしてアイデアを自由に広げよう。ジムやハイキングもフローステートになりやすく、セッションの目標達成をサポートしてくれます。
3. 週別ガイド
この記事は現在のグローリポートで使用されたガイドラインを紹介しています。週別ガイドで、本遺伝子を育てる時のおおまかな成長の流れを把握するのに役立ててください。
| 栽培スペック |
|---|
| 照明タイプ:HID |
| 照明サイクル:18/6 |
| 湿度:40-45% |
| 温度:22-27°C |
| 栽培場所:インドア |
| 肥料:化成肥料 |
| pHレベル:6.1-6.3 |
| 種から収穫まで:9週 |
このタイムラインはあくまで参考です。仕様どおりでも育てられますが、あなたのグロー環境に合わせて調整しましょう。
1週目 - 発芽
今回のグロージャーナルの始まりです。グロワーはペーパータオルでバブルガムオートの種を発芽させ、3cmほど根(ラディクル)が伸びたらジフィ(培地ペレット)に植えました。
| 高さ: 4.5cm |
|---|
| pH: 6.1 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 26°C |
| 水やり: 300ml |
この発芽方法は推奨ではなく、種子を水に浸すことで殻を柔らかくし、発芽を助けることができます。この方法でなくても、温度を18-25°C、相対湿度を70%前後に保てば問題なく発芽させられます。

根(ラディクル)が3-5cm程度まで伸びたらすぐに植え替えましょう。そうすることで苗のトラブル予防になり、特に茎が折れるリスクを減らせます。発芽後、発芽した双葉(コチレドン)が健康な証。緑色か、黄色や変形が見られる場合は過湿(または水不足)のサインなので発育不良にならないようご注意ください。
どの品種も同様、バブルガムオートも発芽直後は湿度や水分が多すぎると敏感です。最高のスタートを切るためには最初の1週間の管理が重要です。発芽には高湿度が必要ですが、芽が出てからは上層の土が十分に乾いてから給水するルールを守りましょう。これで過湿や酸素不足による根腐れなどを防げます。根は呼吸が必要で、また酸素がない環境では有害なバクテリアが繁殖しやすくなります。
2週目 - 生育期
最初の本葉が現れたら生育期入りです。2週目に見られない場合も心配しないで、数日中に伸びてきます。
| 高さ: 7cm |
|---|
| pH: 6.3 |
| 湿度: 40% |
| 温度: 24°C |
| 水やり: 500ml |
このケースでは、生育期初期に本葉が出そろいました。本葉が出始めたら、3-1-2の比率でベジ用肥料を与え始めましょう。この時期は窒素が多く必要です。
「とてもいい週でした!女の子たちは何の問題もなく元気です。これからちょっとずつ肥料を与えていきます。pHは6.3をキープ。」

培地や肥料に応じて、必ず養液のpHもチェックしましょう。pHが適切でないと栄養素の吸収に影響が出て様々なトラブルにつながります。オーガニック栽培の場合のみ、pH管理がそれほど重要ではありません。下記のフィーディングチャートでは有機肥料の例も載せています。

3週目 - 生育期
発芽3週目には、成長が加速し3-4対の葉が揃う頃です。これはプラントトレーニング開始の目安です。品種によってはこの時期には3~7枚指の葉が出てきます。バブルガムオートはハイブリッドのため、最初は幅広の葉で、徐々に細長く5枚指(ファンリーフ)になっていきます。ファンリーフは光合成や蒸散など重要な機能があるため、黄色や茶色の斑点などがあれば早めに対処しましょう。オート品種へのトッピングは非推奨ですが、熟練者なら素晴らしい結果を出せます。
| 高さ: 20cm |
|---|
| pH: 6.3 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 24°C |
| 水やり: 750ml |
このガイドでは、1株はトップし、もう1株は各枝を縛るトレーニングを行い、素晴らしい仕上がりとなりました。他にもSoGやSCRoGなど様々なLSTが可能ですが、オートフラワーはストレスで収穫量に影響が出ることがあるので慎重に、経験者だけが行いましょう。

このグロワーは非常に経験豊富なので、トレーニングしても生育は極めて順調でした。行う際は植物のサインに必ず注意し、異常がないかチェックしましょう。
「OB1はLSTと葉かきでトレーニングしました。姉妹のようなトップはせず、成長の違いとミックストレーニングを確認。OB2は2週目後にトップし、光が当たるよう葉を1枚取りました。大きく見えるがバッズサイトは8~9個程。もう1ノード待つべきでした。下位バッズの発達はやや悪い…」
4週目 - 生育期
4週目には根がしっかり張り、成長スピードが増します。引き続き3-1-2の比率で生育肥料を全量与えます。
| 高さ: 32cm |
|---|
| pH: 6.3 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 27°C |
| 水やり: 750ml |
「4週目は期待通り本当に良い成長!水分摂取量が増え、毎回10%のランオフでph6.3に保っています。今週はLSTも多め。」
次週には性別が判明。雄なら花粉嚢、雌ならプレフラワー(ピストル)が出始めます。フェミナイズドシードを使っていれば基本的に雌なので心配は不要です。

開花部位が明るい緑に変わるのはプレフラワー発現のサイン。最初のピストルが見えたら、ブルーム肥料の給餌を徐々に始めましょう。一気に切り替えるのではなく、徐々に移行してください。
5週目 - プレ開花期
この時期からブルーム肥料1-2-3の比率で少量ずつ与え始めます。開花に必要なミネラル供給のためです。必ず低めから徐々に増やしましょう。
| 高さ: 35cm |
|---|
| pH: 6.3 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 27°C |
| 水やり: 750ml |
ブルーム肥料は、カンナビスが花(バッズ)を作るのに必要なリン・カリウム等のマクロ栄養素を供給し、トリコームも揃って現れ始めます。開花ポイントが明るい緑になり始めプレフラワーとともに匂いも出てくるので、屋外ならコンパニオンプランツ、インドアならカーボンフィルターで匂い対策をしましょう。理想環境は湿度55%、温度18-25°Cですが、多少外れても育てられます。

枝を縛るなどのトレーニングも、このタイミングで終了してください。希望のサイズ・構造に仕上がっているはずです。Scrogネットを使っている場合は外さず、無理に曲げないよう注意し、ストレスを与えないよう管理しましょう。ストレスは成長や収量に影響します。
6週目 - 開花期
種まきから6週目で正式に開花期に入ります。カーボンフィルターの設置は必須です。ストロベリーの香りは美味ですが、違法地域ではご近所トラブルの原因になるのでリスク回避を徹底しましょう。
| 高さ: 37cm |
|---|
| pH: 6.3 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 27°C |
| 水やり: 750ml |
「今週は全バッズサイトでピストル形成が進んだ。」
この時期にはピストルがバッズ全体に多数出現し、トリコームも一晩で増えます。害虫が出やすいので毎日しっかり観察しましょう。開花期は基本的に殺虫剤・殺菌剤の使用を避けるべきなので、日々のチェックが一番の対策です。

以前同じ栽培スペースで害虫被害があった場合、テント周辺にオーガニック殺虫剤を軽く撒くのも有効です。ただし実際の植物へは散布せず、被害時のみ使用してください。
7週目 - 開花期
7週目から開花後半戦。問題なければバッズが順調に肥大化し、ブルーム肥料も全量に切り替えてください。どんな栄養欠乏の兆候もこのステージだとバッズの密度が低下するので重要です。
| 高さ: 37cm |
|---|
| pH: 6.3 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 27°C |
| 水やり: 800ml |
この品種は最大130cmまで成長しますが、トレーニングして低く収めているので、小スペースでも育てやすいです。培地によってはカルシウムやマグネシウム等のミクロ栄養素を追加するとより良い結果になります。特にココ培地や水耕等の無土壌環境の場合、必須となります。

“バッズの肥大が始まり、トリコーム生成も順調。”
画像の通り、現在はフルフラワリング期。そして間もなく収穫期に突入です。素晴らしいトゥッティフルッティフラワーを収穫できる日も近い!
8週目 - 開花期
8週目は収穫前のラスト1週間。バッズは十分な密度となり美しい香りを放つはずです。品種によってはピストルが茶色に変化し始めますが、収穫のタイミングはトリコームが70%曇りの場合は脳作用が強く、70%アンバーで身体作用が強まります。自分の好みで判断しましょう。
| 高さ: 39cm |
|---|
| pH: 6.3 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 27°C |
| 水やり: 1000ml |
トリコーム状態確認にはルーペ等が必要です。スマホのマクロモードでも代用できますが専用ツールが最適です。肥料の種類によってはフラッシングも開始しましょう。これにより土壌・根の塩分を洗い流し、バッズの味が向上します。フラッシング時はpH調整水のみで、可能ならPPMもゼロ近くまで下げておきます。

「今週も素晴らしいトリコーム生成とバッズの膨らみ!」
見た目的にはすでに良い感じですが、写真の通りまだ白い毛(ピストル)が多く残る場合も。焦らずあと1週間見守りましょう。
9週目 - 収穫
いよいよラスト週、数日後にはバブルガムオートを収穫できます。すでにフラッシング済みなら葉が徐々に黄色に変化します。品種によっては赤、紫、黒、青へと変わることも。これは養分が切れてきた証で、収穫タイミングの目安となります。
| 高さ: 39cm |
|---|
| pH: 6.3 |
| 湿度: 45% |
| 温度: 27°C |
| 水やり: 1000ml |
最大130cmまで育つこの品種ですが、トレーニングの影響で小ぶりに仕上がっても収量には影響せず、このグロワーは乾燥バッズ80gを収穫できたと報告しています。オートフラワーはストレスに弱いですが、正しく運用すれば十分価値があります。

バッズを消費(喫煙・エディブル・ヴェポライザー等)する前に必ず乾燥・キュアを行ってください。乾燥設備も事前に準備し(段ボールでも可)、収穫後すぐ吊るせる状態にしておきましょう。乾燥期は匂い対策として排気ファンを弱めにして匂いを消したり、密閉乾燥スペースを活用してください。
4. 期待できる効果は?
乾燥の間あと数週間待つだけで、お待ちかねのテイスティング。栽培中に感じていた香りの通り、強いアーシートゥッティフルッティフレーバーにイチゴやチェリーが効いた味わい。構成するテルペンは以下の通り。

このテルペンブレンドは、まるでベリー味のリップバームやイチゴスムージーを味わっているかのような口当たりを演出します。
「間違いなくハイブリッド。場所や状況次第で効果が変わるタイプ。日中の外出にも最高だし、Netflixでまったりにも良い。両方の良いとこ取り…自分はサティバ優勢品種が好きだが、素晴らしい恐るべきテルペン発達と香りは最高。絶対ストックしたい一本。」
テルペンブレンドにより、インディカ85%とサティバ15%のバランスで、明瞭感とクリエイティビティを引き出します。多くのグロワーから、「気分が上がりリラックスしつつ創造的になれた」という報告が。副作用は軽い目の乾燥感とドライマウス程度のみです。
5. 乾燥・トリミング・キュアリング
ハードワークが終わり収穫も済みました。が、本当に美味しいバッズに仕上げるにはまだ数週間~数ヶ月必要です。どうしても我慢できずにオーブンで一気に乾燥…その気持ち分かります。でも、そうしたバッズは正直がっかりするもの。テルペンは非常にデリケートなので、最高の香りと味わいに仕上げるには時間をかけて丁寧に乾燥・キュアしましょう。

ウェットトリム派もいますが、ほぼ全ての家庭/商業グロウでドライトリム推奨です。ウェットトリムは面倒なうえ乾燥管理が難しくなります。枝葉が多いほど乾燥期間が長く取れるので、乾燥状態をより細かくコントロール可能です。今後の説明はドライトリム前提で進めます。
正しい乾燥の秘訣
それは環境管理。理想的な気候でなければ、いくつか道具が必要です。必要なキット:
- 加湿器/除湿機
- エアコン or 小型ヒーター
- 複数の湿度計
- 高品質のカーボンフィルター&排気ファン(収穫直後の匂いはとても強烈!)
乾燥期間は10~14日が理想。やや早めはOKですが、2週間超えるとカビが心配です。適度なスローペースを作るには部屋温15-22°C・湿度55-65%を保ちます。
なぜこの範囲が重要?
全てはテルペンやカンナビノイドの分解と熟成のため。テルペンもカンナビノイドも低温でも分解・変質するため、じっくり低温低湿で成熟させるのがベストです。
2週間経ちバッズが完璧に乾燥!次は?
いよいよトリミング!手間も時間もかかりますが避けられない重要工程。これがカンナビス栽培で最も根気が必要な作業です。初体験ならワクワクかもですが、すぐ慣れます(笑)。

できるだけ快適に進めるには専用トリミングシザーとトリムトレイが必須。当店一押しはOG Trim Bin。樹脂たっぷりのバッズならイソプロピルアルコールも用意し、ハサミをこまめにお手入れしてください。
面倒に思うかもしれませんが、少量なら友達と集まって、太いジョイントを巻きつつ音楽やビールで盛り上がれば、良い時間が過ごせるはずです!
トリムも完了、ついに喫煙OK?
まだです。もちろんすでに喫煙可能な状態ですが、「美味いバッズ=じっくり熟成(キュア)」が必須。キュアは2週間~6ヶ月、急がず丁寧に進めましょう。
カンナビスカップ受賞品などの美味いバッズは、マスターグロワーの魂とハイレベルな遺伝子、そして究極のキュアによって生まれます。キュア管理次第で最終的な品質が劇的に違ってきます。
正しいキュア方法は?
乾燥と同じく、温度22°C・湿度60-65%をキープ。必要なら乾燥期の装置を併用しましょう。バッズを密閉ガラス瓶などに入れ、75%程度まで入れて少し空気が残るよう調整。

直射日光を避け、暗所保管が必須。初期2~3日は内側の水分が表面まで出てくるので慌てなくてOK。初週は1日2回の「開け閉め(バーピング)」→以後は週2回程度続けます。
正確なキュア期間は一概に言えませんが、2週間でまずまずの味、6ヶ月キュアで最高の仕上がりになります。
6. まとめ
クラシックでフルーティーな遺伝子をお探しなら、この品種は必携!インディカ、サティバのバランスも良く、痛みの緩和など医療用途にもOK。ヘビーにソファに沈めるタイプではなく、オートバージョンなら超短期間で収穫できるのも魅力。
既にこの品種を育てた方は、ぜひ下記コメント欄でグロー仲間に役立つアドバイスをシェアしてください。
参考文献:
- Cannabis indica. - Nash, Eugene & Wilbrand, Rainer. (2015).
- Cannabis sativa and Cannabis indica versus “Sativa” and “Indica”. - McPartland, John. (2017).
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