ストロベリーゴリラオート カンナビス品種 週ごとの栽培ガイド
- 1. 栽培仕様
- 2. 栽培環境のセットアップ
- 3. 発芽と苗ステージ | 1週目
- 4. 初期ベジ | 2週目
- 5. 中期ベジ | 3〜4週目
- 6. 移行期(プレ開花)| 5週目
- 7. 初期開花 | 6〜7週目
- 8. 中期開花(バルクフェーズ)| 8〜9週目
- 9. 熟成と収穫 | 10週目~
- 10. 結果
- 10. a. ストロベリーゴリラオート 収量
- 10. b. ストロベリーゴリラオート スモークレポート
- 11. まとめ
現代最高峰の収穫量と効力が圧倒的なオートフラワーが好きな方なら、このFast Budsの新作もきっと気に入るはずです。ストロベリーゴリラオートは、香り・味ともに非常に心地よく、育てるべき品種リストに加えたくなる要素がそろっています。
また、私たちのストロベリーゴリラが、アメリカンオートフラワーカップ2023で最優秀サティバ賞を受賞したことを誇りに思っています。当社のオートフラワーが業界最高峰の品種と競い合いました。この品種をエントリーし、見事優勝された栽培者様にお祝いを申し上げます。素晴らしい技術を見せていただきましたが、遺伝子もしっかりと力を発揮してくれたのではと控えめに自負しています。
本ストロベリーゴリラオート週ごとガイドでは、この受賞栽培の写真だけでなく、参加はしていないものの素晴らしい出来だった3つの栽培日記も掲載。2名の栽培者は株のサイズ調整を行い、他の方たちは自然に伸ばしましたが、全員最もシンプルかつ直接的な方法で育てていました。誰にでも真似できるシンプルな工程なので、初心者の方にも最適な育成ガイドです。
1. 栽培仕様
ストロベリーゴリラオートは約サティバ45%、インディカ55%のバランスですが、この優れた遺伝子比が大きな株(90〜150cm)をうみ、Fast Buds品種の中でも目立つ存在となります。収穫量も同様に大きく、屋内では1.5〜2 oz/ft2(450〜600 g/m2)が実現可能。屋外で育てる場合も、環境などにより1株あたり60〜300g(2〜11oz)期待できます。ハイブリッド種の強さにより成長も速く、発芽から通常10週間以内でライフサイクルが終わります。

収穫時期には、ストロベリーゴリラの花が真っ白な霜に覆われ、カンナビノイドとテルペンでぎっしり。適切なキュアを経ると、ガスとベリーの香り、そしてスカンク・フルーツ・松 の複雑な味わいが口に残ります。THCは27%に達し、CBDは1%未満で、圧倒的な効力を放ちます。
2. 栽培環境のセットアップ
ストロベリーゴリラオートは2022年リリースですが、発売直後から人気で、すでに多くの栽培記録がネット上にあります。受賞日記(Freegrow8作)は当然選出、他の3例もできるだけシンプルに育てた事例を選びました。環境も手順もシンプルなほど初心者にとって分かりやすいため、理想的です。
Freegrow8のケースでは、3 m2の広めのグロウテントに680WのLEDを搭載。あなたが設備を選ぶ際も、大きなテント&高出力ライトがおすすめ。もちろん電気代は上がりますが、空間が広いと温度・湿度のコントロールが簡単になり、その分高品質な花が得られます。
特徴的だったのは、ライトを24時間常時点灯したまま、ストロベリーゴリラが早い段階で開花し、わずか9週間で仕上がったことです。
| 栽培スペース: | 3.05m2(32.81ft2) | ポットサイズ: | 3.79L(1ガロン) |
|---|---|---|---|
| 発芽〜収穫: | 9週間 | 培地: | ココ/土ミックス |
| 開花期間: | 5週間 | 肥料: | 有機 |
| 点灯サイクル: | 24/0 | 最終高さ: | 42インチ(107cm) |
| ライト種別: | LED | 日中温度: | 23-24℃(73-75°F) |
| 消費電力(W): | 680 | 湿度: | 50% |
他の3つの事例は環境も大きく異なりましたが、共通して言えることは、ストロベリーゴリラオートはどんな環境・育て方でも素晴らしいパフォーマンスを発揮する万能品種という点です。
3. 発芽と苗ステージ | 1週目
発芽段階と1週目は、カンナビスが順調に育つように最適なコンディションを作ることが重要です。下表の通り、温暖で湿度の高い環境が理想。また、発芽時は暗くしましょう。

発芽方法はいくつかあります。例えば、水面に種子を浮かべる、直接培地に植えるなどです。初心者の方は、発根(種割れ&発根)が確認できる方法(例:濡れペーパータオル法)がおすすめです。

最初の課題は発芽直後の種皮(殻)を外すことです。通常は土の中で自然に外れますが、ときどき「ヘルメットヘッド」のまま残る場合も。そのままミストで湿らせ続ければ、殻が柔らかくなり自然に取れます。

幼苗が顔を出すまで暖かく暗所でOKですが、土から芽が出たらすぐにライトをつけて、適切な距離(近すぎず遠すぎず)を保ちましょう。
定植の際、最初から最終コンテナを使うか、小さなポットで育ててから最終鉢へ植え替えるか選ぶ必要があります。オートフラワーの場合(特に初心者は)、初めから最終ポットを使用することを推奨します。

土栽培なら、初期は肥料は不要。培地内の成分だけで十分に育ちます(大きい最終ポットなら特に)。
4. 初期ベジ | 2週目
2週目は、地上部の成長よりも地下の根の成長がメイン。まだ本葉は少ないですが、わずかに蒸散が始まるので湿度を高く保つことが大切。乾燥しすぎると根の吸水が追いつきません。湿度ドームの利用もおすすめです。

遅い成長に不安を感じる初心者も多いですが、10日目に本葉1枚目と2枚目のサイズがほぼ同じなら順調です。すぐに成長スピードは上がりますのでご安心を。

慎重に栄養少なめが基本ですが、2週目から薄めの肥料を与え始める経験者もいます。通常はメーカ指定量の1/4から始め、徐々に増やしましょう。

もう一つよくあるミスは水やりのしすぎ。カンナビスは過湿が大嫌い。根は酸素を必要とするので、用土をしっかり乾かしてから次の水やりを。これで葉もしゃきっと上を向きます。

ライト距離や出力は植物の反応を見て調整。光が強すぎれば生長阻害や光焼け、距離が遠いと徒長につながります。
5. 中期ベジ | 3〜4週目
3週目になると、最も繊細な段階は脱出。高温高湿やドーム管理の心配も減り、温度は23〜25℃程度に下げても大丈夫。

この時期は生長スパートが始まります。一気に背が伸び、側枝も多数発生。側枝が早くから出る場合はスクリーンオブグリーンも計画可能です。

充分なスペースがあれば無理にトレーニングせず自然成長でもOK。その場合、背丈も幅も大きくなりますが、収穫量も十分。スペースが狭い場合はトレーニングで調整。

葉の色・形でサティバ/インディカも判別可能。サティバは細長く明るい緑、インディカは幅広で深緑。

縦方向スペース・強力ライトの余裕があれば背の高い成長も可能ですが、制限があればメインや長枝を曲げてタイダウン法で高さ調整を。

背を伸ばすか抑えるかに関係なく、ベジ期は特に栄養が必要。窒素豊富な肥料を選んで与えましょう。
下記は業界でメジャーなフォーミュラを活用した屋内向けフィーディングスケジュール例。一例ですが、あなたの好みに合わせてメーカー推奨通りでもOKです。

フィーディングとは、肥料を水に加えて与えることですが、毎回でなく交互(真水⇔肥料入り)や、常に極薄の肥料を与える方法でもOK。
窒素過多になると葉が暗緑色になる「窒素毒性」が起きるため与えすぎには注意。

6. 移行期(プレ開花)| 5週目
5週目に入ると興味深い変化が。ノード(分岐点)に小さな白い毛=雌しべが現れ、開花開始のサインです。同時に茎や枝が急伸し、いわゆる「フラワーストレッチ」に突入。下の表を見れば、ストロベリーゴリラの成長ぶりが分かります。

フォトタイプ品種は日照時間減少(12h)で開花に切り替わりますが、オートフラワーは性別発現と同時に即開花・決して止まりません。雌しべがノードから、さらに頂点にも増え、これが本格的な花へ変化します。

芽頂部の新葉が黄色っぽくなるなど、色の変化も見られます。

オートフラワーの利点は、開花サインが出てもライトスケジュールは変更不要(例:24/0続行可能)。栄養だけは、開花期向け(N減・P/K増)のものへ切り替えましょう。
7. 初期開花 | 6〜7週目
カンナビスは開花初期2週間で大きく背が伸びやすいので、縦方向にゆとりを持たせましょう。背制御の手段が限られる場合はトレーニング必須。ストロベリーゴリラオート(サティバ優勢)でその傾向は顕著です。下の比較表もご覧ください。

トレーニング(LSTや高ストレス法)を駆使すれば、どんな品種も低く広がる「茂み」状に育てられます。フラットな樹冠で全ての花が均等に光を浴び、収穫時には大きくて均質なトップバッズが並びます。

トレーニング無しだと縦型成長でも構いません。重要なのは十分なスペースと下層まで届く強力なライト。下枝への光量が不安なら剪定を。

以下は1週目から8週目までの高さ推移グラフ。

樹形・サイズ変化以外にも、開花初期は「THCクリスタル」(トリコーム)も発現し始め、香りも強くなってきます。

この時点でも、優秀な品種ならすでにバッズが肉付き・密度UP。白い雌しべばかりだと未熟なので、収穫までもう少し。

8. 中期開花(バルクフェーズ)| 8〜9週目
いよいよ終盤戦。グロウテント内が蒸れやすく、カビや花腐れリスクが高まるので換気に注意。

この時期、花はリン・カリウムを豊富に欲します。PKブースターなどを利用する栽培者も多いですが、初心者ならシンプルな開花用栄養だけでも十分です。

大ぶりなコーラ(花束)が形成され、重みに耐える支柱やネットなどのサポートも検討しましょう。

バッズの膨らみとともに色も変化。未熟な雌しべが枯れてオレンジ色になれば収穫が間近です(が、最終判断ではありません)。

グローライト下では花の成熟が分かりづらいので、自然光下で確認を。実は収穫適期かもしれません。

9. 熟成と収穫 | 10週目~
下表の通り、4人のうち2人は10週に入る前にストロベリーゴリラオートを刈り取り(大きさと収量の割に驚異的なスピード!)、他の2人は1~2週間待って収穫しました。
収穫期が近づいたら花腐れに注意(バッズから枯れ葉が飛び出しているのがサイン)。本ガイド事例ではカビ耐性の高さも証明されました。

大きくて熟して見えるバッズも、収穫タイミングの最終判断はトリコームの色(顕微鏡観察)で。透明→白濁→琥珀色と変化し、白濁がほとんど・ごく一部だけ琥珀色になった時が最適です。

また、収穫の1〜2週間前からは栄養を止め水だけに切り替えます(フラッシング)。これで残留ミネラルを除去でき、葉色がフェードして見た目も美しくなります。

刈り取り後は水分を含んだままラフなウェットトリミング。乾燥室(暗所・風通し良好)で約1週間干し、細かいトリミングをして密封瓶でキュアリングへ。
10. 結果
興味深いことに、アメリカンオートフラワーカップ優勝株は、4例の中では最も収穫量が少なかったです。審査員が重視したのは“量”ではなく“品質”だった証拠。1ガロン鉢・他品種複合栽培の一部だったためサイズ・収量は狙われていません。残る3例はいずれも圧巻の高収量でした。

ストロベリーゴリラオート 収量
受賞個体(Freegrower8)は、わずか9週で乾燥バッズ56.7g(2oz)を収穫。SOG&高品質品種として堂々の成績です。

JimmyOGは強めにトレーニングしコンパクトにしながらも、12週・615WLED下で140g(4.94oz)を実現。

CannaTropeは10週・200WLED下で187g(6.6oz)を単株で収穫。

ストロベリーゴリラオート スモークレポート
体験報告によれば、ストロベリーゴリラオートは強烈で初心者には不向き。ゆっくり来て長く続くしっかりとしたヘッドハイ特徴です。
香り・味わいは甘くフルーティーで、ベリー系の風味との声も。作用はエネルギッシュで高揚感があり、最初に一種の「ハイ&トリッピー」体験が来て、のち穏やかに落ち着きます。

強烈な品種を日中使いたい上級者におすすめ。集中力や創造性を高める効果も。THC・カンナビノイドが強力なので耐性に自信がある方向けです。

10. まとめ
4つの栽培例を通じて、ストロベリーゴリラオートは成長が速く、自由に育てればかなり高く伸びます。Cさんのケースでは最初から最後まで最長でした。一方、基本的なトレーニングだけでも、コンパクトかつマルチブランチな「室内向けオートフラワー」にできる柔軟性も実証されています。
このバラエティはトッピング耐性もあり、Bさんは140g(有機土)を叩き出しました。Cさん(ココ培地)、Aさん(土&ココ混合)でも優秀な成績。どの栽培環境でも素晴らしいパフォーマンスを発揮します。
まとめると、ストロベリーゴリラオートは、フルーティーな香り、圧倒的な効力、高品質を求める方にはぴったりの品種です。ハッピーな栽培ライフを!
外部リンク
Fast Buds、American Autoflower Cup 2023受賞
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